アイドルマスタースターリットシーズンをめぐる見解の相違はなぜ平行線なのか

「アイドルマスター家庭用最新作制作発表会」以降、アイドルマスタースターリットシーズンを巡って様々な方々からいろいろな意見や見解が表明されていますが、見事なまでに平行線で交わるところがない状況が続いています。この状況がなぜ発生しているのか、端的に言えば
「前提条件に対する考え方の違い」
となります。

前提条件に対する考え方の大きな違いは以下の2つの観点があります。
・アイドルマスター家庭用新作なんだから765PRO ALLSTARSを中心とした作品である。
・アイドルマスター15周年記念作品なんだからシリーズ全体を貫く作品である。
この二つの考え方はどちらが正しい間違っている、ということではなく、それぞれが見解として取りうるものです。
元々家庭用ゲームは追加コンテンツを除けば、主ストーリーには765PRO ALLSTARSしか出ていませんでしたので、前者の考え方をするのは自然です。
全5ブランドが一緒にお祝いしようというスタンスのアイドルマスター15周年特設サイトにおいて、企画の第5弾としてこのゲームが紹介されていることを踏まえれば、後者の考え方になるのも自然です。

本作を擁護する立ち位置の方々は前者を重視しており、本作を批判される立ち位置の方々は後者を重視しています。この違いがどうして生まれているのかといえば、

アイドルマスターシリーズの裾野が広くなったことで前提となる「当たり前」が必ずしも一致しなくなっていること。

が最大の要因です。前者の立ち位置の方からすれば、例えば一例を挙げると「家庭用なんだから765PRO ALLSTARSが主軸になるのは当たり前だよね」となりますが、後者の立ち位置の方からすれば「なぜそれが当たり前なのか?」となります。様々な見解の相違はすべてこの「当たり前」が違うところが出発点です。
ファミ通の記事などを見ている限り、おそらくアイドルマスター運営サイドとしては、前者の「当たり前」を前提に様々なことを進めているように見受けられます。だから後者の立ち位置の人を未だに納得させることができず、火種がくすぶったままになっているのです。この現状を打開するには、次のスタマス生配信において、アイドルマスターにおけるアーケードと家庭用ゲームの歴史を一から説明し、その流れの中で本作を運営サイドがどのように位置づけているのか、ということを15周年の様々な施策を絡めながら、丁寧に説明しなければならないと思います。なぜならば運営サイドが考えている「前提となる当たり前」を説明しなければならないくらい、アイドルマスターの世界はいまや大きく広がっていて、関わっているプロデューサー=ファンもとても裾野が広くなっているためです。アイドルマスター運営サイドがこのブログを見ているかどうかは判りませんが、ぜひともご検討頂ければありがたく存じます。また、様々な見解を表明されるプロデューサーの皆様におかれましては、ぜひこの「当たり前が実は違ってきている」という点を踏まえて、解説される内容を見直して頂ければ、おそらくその説明が刺さる人たちも増えてくるかと思いますので、ぜひともご検討下さい。