オリジナル曲の「歌ってみた」タグは不要な時代に

歌ってみた動画データ分析ニコニコ動画関連各種考察
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ニコニコ動画におけるランキング改変で最も大きいのは、一般会員や非ログインユーザが閲覧できるランキングが「ジャンル」メインになったという点です。これまで大カテゴリランキングというものが存在はしていたもののメインのランキングはカテゴリという小さな単位であったのが、新しいランキングでは、ジャンルランキングという大きなかたまりがメインのランキングとなり、その中に「人気のタグ」という形で細分化されたランキングが構築されるようになりました。その結果、投稿するときにまず考慮すべきは適切なジャンルに投稿しているという点となり、次に考慮すべきは余計なタグを付けないという点になります。

これまで、人が歌唱しているオリジナル曲については、よく使われる適切なカテゴリがなかったため、歌ってみたタグを付けることが慣習として存在し、実際に大きく機能していましたが、新しいランキング制度のもとでは、オリジナル曲にどんなタグがついていようとジャンルランキングでは平等に扱われるようになっているため、適切なジャンルを設定していれば、あとは余計なタグはむしろ付けずに正しいタグの設定を行うことが望まれます。これは、よく付けられていて、よく見られているタグが「人気のタグ」として、一定の基準の下で自動的に選出されるためで、多くのオリジナル曲がちゃんと「オリジナル曲」というタグを付けてロックするようになれば、そのタグでランキングが生成されるようになる、ということな訳です。

歌ってみたを10年以上ランキングという側面から眺めてきましたが、メジャーで販売される商用CDの楽曲なのに「歌ってみた」タグを付けてカテゴリ登録しなければならないという時代は終わった、と断言いたします。これからは正しいタグを適切に付けていくことがプロモーション活動で重要な時代になっています。惰性で付けている「歌ってみた」タグ、本当にその動画に付けるべきなのか、商業オリジナル曲をニコニコ動画へアップロードされている関係者の皆様は、今一度ぜひご検討頂くことをおすすめいたします。

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